思春期ニキビについて

思春期ニキビは、10代に起こる第二次性徴にともなう皮脂の過剰分泌が原因で起こるニキビで、中学生、高校生にみられることが多いです。大人ニキビとは原因やケアの方法が異なります。ここでは、思春期ニキビの原因や特徴、ケア、治療法などについて解説します。

原因は皮脂の過剰分泌

思春期ニキビの原因は、過剰に分泌された皮脂が毛穴に入り込み、排出が追い付かなくなることです。皮脂は、いずれ毛穴を詰まらせ、ニキビを引き起こします。皮脂の過剰分泌の原因は以下のとおりです。

ホルモンバランス

第二次性徴の際には、男性ホルモンや女性ホルモンが急激に増加するため、ホルモンバランスが崩れます。その結果、皮脂が過剰分泌されてしまうのです。また、睡眠不足やストレス、偏食などもホルモンバランスを崩して皮脂の過剰分泌に繋がります。

乾燥

洗浄力が強い洗顔料やクレンジング剤を使用すると、肌が乾燥してしまいます。また、皮脂の分泌が多いことでオイリー肌になるため、乾燥とは無縁だと思い、保湿ケアを怠る人がいます。肌の表面はベタベタとしていても、肌の内部は乾燥しているため、保湿ケアを怠ると皮膚の乾燥が進んでしまいます。

肌の乾燥は皮脂の分泌をさらに活発にしてしまうため、思春期ニキビの悪化に繋がります。

ストレス

中学生や高校生は、勉強や部活、交友関係などでストレスを抱えやすい傾向があります。ストレスを受けることで男性ホルモンの分泌が増加して、皮脂の分泌が過剰になります。

特徴

思春期ニキビは、皮脂腺が集中しているTゾーン(額、鼻)やこめかみ、頬などにできやすく、背中やお尻にできることもあります。ニキビは白ニキビから黒ニキビ、炎症を伴う赤ニキビへと悪化するのですが、思春期ニキビは赤ニキビへと進行しやすく、ニキビ跡も残りやすい傾向があります。また、皮脂の分泌が増加する気温が高い春から夏にかけて増加しやすいです。

自分でできる思春期のニキビケア

思春期ニキビは、生活習慣を整えたり栄養バランスに優れた食事、適度な運動などをすることで改善できる可能性があります。病院で治療を受けるとともに、ニキビケアを続けることが大切です。詳しくは、09「自分でできるニキビの治し方」をご参照ください。

市販薬

思春期ニキビには、ビフナイトnやメンソレータムアクネスニキビ治療薬、クレアラシルニキビ治療薬クリームなどの市販薬が効果的です。いずれも薬局などで購入できるので、ひととおり試してみるとよいかもしれません。詳しくは、08「ニキビに効く薬 市販薬」をご参照ください。

思春期ニキビの為のスキンケア

ニキビケアには、基礎化粧品による保湿が欠かせません。基礎化粧品には、しっとり系とさっぱり系のものがあり、思春期ニキビにはさっぱり系のものが推奨されることが多いです。さっぱり系としっとり系の違いは、皮膚の表面に水分を蓄積させるグリセリンの配合量です。使用後の感覚やテクスチャーが異なるだけで、保湿力に大差はないといわれています。

皮脂の分泌が過剰であっても保湿が重要であるため、使用量を守りつつ保湿ケアをすることが大切です。ただし、さっぱり系の基礎化粧品には、清涼感を出すためにアルコールを含んでいるものがあり、アルコールは皮膚の乾燥を招くので避けることをおすすめします。

思春期ニキビに適用できる基礎化粧品には、プロアクティブやアクネス、ビーグレンなどがあります。

詳しくは、10「ニキビのためのスキンケア」をご参照ください。

病院での治療

思春期ニキビは大人ニキビとは違い、10代の第二次性徴のときにだけ発生するものであるため、必ず治療すべきものではありません。まずは、原因となる不規則な生活を見直したり、栄養バランスに優れた食事を摂るようにしましょう。それでも重症化する場合には、病院で適切な治療を受けた方がよいでしょう。病院では、ニキビの改善に役立つビタミン剤の内服や外用薬の塗布、ケミカルピーリングなどの治療を受けることができます。

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