ニキビの予防法

ニキビは、日々のスキンケアだけではなく、睡眠や食事、運動などさまざまな影響を受けます。一度、できてしまうと改善には時間がかかるので、ニキビができにくい環境を作ることが大切です。ここでは、ニキビを予防するためのスキンケアや生活習慣をご紹介します。

正しい洗顔法と保湿

ニキビの予防のためには、身体の外側と内側の両方からケアをする必要があります。皮膚は空気の乾燥やホコリなどの外的刺激に常に晒されているので、日々の洗顔でしっかりとケアをしなければなりません。ニキビを作りたくないからと言って、洗いすぎないようにしましょう。

ニキビができる前には、皮脂の分泌が過剰になっているので、ベタベタと脂っぽくなります。このような部位はしっかりと洗うことが大切です。しかし、そうでない部位を洗いすぎてしまったり、洗浄力が強い洗顔料を使ったりすると、必要な皮脂まで落としてしまい、かえってニキビができやすくなるのです。また、1日に何度も洗顔をすることも皮脂を落としすぎて、肌の乾燥に繋がります。

洗顔前のクレンジング、洗顔、保湿ケアの3つを正しく行うことが大切です。

クレンジング

クレンジングの前に手を洗いましょう。クレンジング剤でメイクを浮き上がらせて、軽く濡らしたコットンやティッシュなどで優しくふき取ってください。保湿成分が含まれているコットンを使えば、クレンジングによる乾燥を抑えられます。乾いているティッシュやコットンでふき取ると、肌に刺激を与えてしまうので注意しましょう。

また、使用するクレンジング剤は、オイルタイプではなくジェルタイプがおすすめです。オイルクレンジングによって毛穴に油分が詰まりやすくなります。

洗顔

最初に、ぬるま湯で素洗いしましょう。そして、洗顔料を適度に泡立てて、皮脂の分泌が多いおでこ、まぶたの周り、頬の順に洗っていきます。肌に刺激を与えないように、優しい手つきで円を描きながら洗顔しましょう。

洗顔料を落とすときは、皮脂を落としすぎないように、36℃程度のぬるま湯で洗いましょう。皮脂は乾燥を防ぐために必要なものであるため、落としすぎると乾燥しやすくなります。また、洗顔料が肌に残らないように、しっかりとすすぎましょう。最後に、柔らかい肌に優しい素材のタオルで水分を吸い取ってください。

保湿

乾燥を防ぐために、化粧水やクリーム、ジェルなどで保湿しましょう。保湿することで肌の状態が整い、ターンオーバーを促せます。また、化粧水は顔全体に塗り、クリームやジェルは口元やまぶたの周りに塗りましょう。

睡眠

深い眠りについているときに多く分泌される成長ホルモンには、肌のターンオーバーを整える働きがあります。睡眠中は、眠りの深いノンレム睡眠と、眠りの浅いレム睡眠をくり返しているのですが、成長ホルモンは最初の90分間のノンレム睡眠と90分間のレム睡眠の合計180分間に最も多く分泌されています。

睡眠が浅いと、成長ホルモンが十分に分泌されません。質の高い睡眠をとるために、就寝1時間前に入浴をして、体温を上げておき、眠りにつくときに体温が下がるようにしてください。また、食事は就寝の2時間前までに済ませて、内臓が活発に動いていない状況を作りましょう。そして、就寝前にスマホやテレビ、パソコンなどの画面を見ないようにしてください。

栄養のある食事

栄養バランスに優れた食事を摂ることで、肌のターンオーバーを促すことができます。特に、次のようなビタミンをしっかり摂るようにしましょう。

ビタミンA

ターンオーバーの周期を整える効果が期待できます。ターンオーバーが、28日前後で保たれていると、健康な肌を維持しやすくなります。にんじんやほうれん草、レバー、うなぎなどに多く含まれています。

ビタミンB群

ビタミンB2には、皮脂の分泌をコントロールして毛穴詰まりを抑える働きがあります。また、ビタミンB6にはターンオーバーを整える働きがあります。皮脂はニキビの原因となるアクネ菌のエサになるため、コントロールすることがニキビ予防に繋がるのです。ビタミンB2はレバーやうなぎ、乳製品、藻類などに、ビタミンB6はまぐろやかつお、にんにくなどに多く含まれています。

ビタミンC

肌に炎症が起こると、その刺激が肌の奥へと到達するのを防ぐためにメラニン色素が分泌されます。メラニン色素が沈着することで、シミができてしまいます。ビタミンCには、メラニンの還元作用があるため、ニキビ跡のメラニン色素の沈着を防いでくれるのです。また、コラーゲンの生産を促して、陥没タイプのニキビ跡のケアもしてくれます。ビタミンCは、緑黄色野菜や果実類、イモ類などに含まれています。

ビタミンE

高い抗酸化作用を持つため、初期ニキビから赤ニキビへと悪化するのを抑えます。また、ホルモンバランスを整えてくれる効果もあり、ニキビができにくい肌を作るのにも役立つのです。ビタミンEは、レバーやうなぎ、かつお、緑黄色野菜などに含まれています。

肌を触らない・ニキビを潰さない

ニキビを潰すことで炎症が起こり、悪化を招く恐れがあります。クリニックでは、ニキビの中身を取り出す処置を行うことがありますが、これは衛生面に考慮したうえで専門医によって行うことで効果が発揮されます。ニキビは触らないようにしましょう。

ニキビが潰れてしまった場合の対処法

ニキビが潰れてしまった場合は、肌に刺激を与えないように注意しながら、毛穴から出てきた皮脂や膿を優しくふき取ってください。赤ニキビや黄ニキビの場合は、化粧水なども刺激になることがあるので、一切触らずにクリニックで診察を受けましょう。

肌を冷やさない

炎症の種類によっては、冷やすことで鎮まるケースがあります。しかし、ニキビの炎症はアクネ菌によるものであるため、冷やしても改善は期待できません。むしろ、血行不良によってターンオーバーが乱れ、ニキビの悪化やニキビ跡ができる原因になります。さらに、肌の皮脂が落とされて、乾燥する可能性もあるのです。

 ページの先頭に戻る